For Japan -日本を経営せよ-

インタビュー

合同会社アイオーアドバイザーズ

代表社員

佐藤 広和氏

日常に溶け込むサウナ文化を全国へ――トレーラーハウスで挑む新たな事業展開

日常に溶け込むサウナ文化を全国へ――トレーラーハウスで挑む新たな事業展開

熊本県を拠点に、トレーラーハウスを活用したプライベートサウナ事業を展開する合同会社アイオーアドバイザーズ。コロナ禍をきっかけに事業を立ち上げ、現在は福岡でのフランチャイズ展開をはじめ、全国への拠点拡大を進めています。今回は代表社員の佐藤広和氏に、事業を始めたきっかけやトレーラーサウナならではの強み、困難に直面した際の向き合い方、今後の展望について話を伺いました。

日常に寄り添うプライベートサウナ事業の展開

――現在の事業内容について教えてください。

合同会社アイオーアドバイザーズでは、現在熊本県でプライベートサウナを運営しています。熊本では2店舗を展開しており、トレーラーハウスを活用した本格的なサウナを提供していることが事業の特徴です。

――事業を始めたきっかけは何だったのでしょうか。

もともとは広告やアフィリエイト、デザインなどの仕事を手掛けていました。しかし、コロナ禍によって大きな影響を受けたことが転機となりました。私自身、昔からサウナが大好きだったのですが、当時のサウナブームによって大衆浴場は非常に混雑し、マナーの問題や順番待ちが発生するなど、落ち着いて楽しめない状況が増えていたのです。

当時、コンテナの販売事業も扱っていたことから「自分で一つ作ってみよう」と思い立ち、サウナを作りました。その後、コロナ禍での補助金などもきっかけとなり、事業として展開できるのではないかと考え、プライベートサウナの運営をスタートしました。

――事業を展開するうえで、大切にしていることは何ですか。

私は、何かを判断するときには必ずお客様の立場に立つことと、ニーズを大切にしています。サウナも一時的な流行ではなく、一つの文化になってきていると感じています。新しいリラクゼーションや体験の場として、特別なときだけ利用するものではなく、日常的に使えるサービスにしていきたい。そのための場所をつくることを大切にしています。

トレーラーサウナの強みと困難への向き合い方

――御社ならではの強みについて教えてください。

不動産として建物を建てるのではなく、トレーラーハウスを活用した車両型の本格サウナを展開している点です。熊本で2店舗を運営し、福岡でのフランチャイズ展開に向けて申請を行った際にも、行政から「前例がない」と言われました。

車両を使って本格的なサウナを展開するビジネスモデルは珍しく、オンリーワンの強みになっていると感じています。また、単にトレーラーサウナを販売するだけでなく、運営ノウハウまでセットで提供している点も、私たちの強みだと考えています。

――これまで数々の困難をどのように乗り越えてこられたのでしょうか。

新しい取り組みを始めると、許認可や地域ごとのルールの違いなど、さまざまな課題が出てきます。地域によって対応も異なるため、そのたびに一つひとつ問題を解決していくしかないと思っています。

最近では地震による被害もありました。私の実家がある熊本県南部では、周辺の建物が倒壊し、水道が止まっている地域もあります。立ち止まるのではなく、経済を動かしながら前向きに一歩ずつ進んでいくことが大切だと感じています。私にできることとして、シャワーを約1週間無料開放する取り組みも行いました。今は多くの方が助け合っている状況なので、少しでも早く復興できればと思っています。

経営者としての役割と「For JAPAN」で得た経験

――佐藤様が考える経営者の役割とは何でしょうか。

社会やお客様から求められているサービスや、「これがあると便利になる」「人の役に立つ」と思えるものを事業として形にし、数字として結果を出しながら継続させていくことだと考えています。自分たちが信じて取り組んでいるものを、多くの方から必要とされる事業にしていくことが大切だと思っています。

――「For JAPAN」への出演を振り返って、どのような経験になりましたか。 

出演を決めた大きな理由の一つは、MCの古舘伊知郎さんでした。子どもの頃からテレビで拝見していた方だったので、直接お会いして話せることに大きな魅力を感じました。一方で、出演前から「自分が出演してよいのだろうか」という不安もあり、本番中も緊張していました。

――「For JAPAN」の収録で、印象に残ったことを教えてください。 

実際に収録に参加して特に印象に残ったのは、古舘さんのトークや進行、そして番組をつくるスタッフの皆さんの仕事です。フリートークを自在に広げていく姿を間近で見て、テレビで見ているだけでは分からないすごさを感じました。

また、他の出演者の方々もさまざまな経験や苦労を乗り越えてきたことを知り、私自身も勇気づけられました。皆さんの頑張る姿を見て、さらに自分も頑張らなければと思えたことは大きかったですね。

全国100店舗を目指し、サウナ文化を広げる

――今後の事業展開や将来の目標について教えてください。

「For JAPAN」のピッチプレゼンで、全国展開に向けたアドバイスをいただいたことをきっかけに、システムや仕組みづくりを進めてきました。現在は福岡でのフランチャイズ展開が決まっており、今後は九州で店舗を増やしていきたいと考えています。

その先には、全国にプライベートサウナ、いわゆる「ハコサウナ」を根付かせたいという目標があります。まずは3年ほどで100店舗を目指しています。そこをやり切り、会社としてのブランドをつくることができれば、その先にやりたいことも、より明確になっていくのではないかと思っています。

――最後に、読者や出演を検討されている方へメッセージをお願いします。

全国規模の番組に出演し、古舘さんやゲストの方々と同じ場で話せたこと自体が、私にとって大きな経験になりました。出演したことを話すと「すごいですね」と言っていただくこともあり、番組に出たという実績の大きさも感じています。

また、私自身、昔からテレビで見ていた古舘さんと直接お話しできたことは、とても良い思い出になりました。事業面だけでなく、一つの経験としても出演してよかったと思っています。

出演回:シーズン4 第13回(2026年7月3日)

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