株式会社ビークリエイトは、電気式床暖房の建設材料を扱う企業です。竹本繁幸氏は、床暖房という商材が広く名前を知られていながら、実際の普及率はまだ高くない点に着目し、その価値をより多くの人に伝えていく必要性を感じています。企業理念に掲げるのは、「床暖房を通して、床だけではなく人の心を暖かく」という言葉です。本記事では、事業の特徴や経営に対する考え方、今後の展望、そして経営者として次世代に伝えたい思いについて伺いました。
床暖房の価値を、もっと正しく伝えていきたい
――事業内容と企業理念について教えてください。
当社は、電気式床暖房の建設材料を販売しています。企業理念として大切にしているのは、「床暖房を通して、床だけではなく人の心を暖かく」という考え方です。単に建材を届けるのではなく、暮らしの快適さや気持ちの豊かさにもつながるものとして、床暖房を広めていきたいと思っています。
――御社の強みはどのような点にありますか。
強みは、普及率がまだ低い一方で、魅力のある商材を扱っていることです。床暖房という言葉自体は多くの方が知っていますが、実際にどのようなものなのか、どんな良さがあるのかまで理解されているケースは多くありません。だからこそ、きちんと価値を伝えていく余地があると感じています。
――あらためて、自社の魅力をどう捉えていますか。
やはり商材そのものの特殊性にあると思います。床暖房という名前は知られていても、実際には「聞いたことがある」程度で止まっていることも少なくありません。その中で、床暖房とはどういうものか、その良さは何かを丁寧に伝えられる点に意義があると感じています。商材の理解がまだ十分に広がっていないからこそ、伝える側の役割が大きいと考えています。
経営者として学び続ける姿勢が判断の軸になる
――日々の経営判断で大切にしていることを教えてください。
経営の軸として意識しているのは、感覚だけで判断しないことです。何にお金が使われているのか、入ってくるものと出ていくものがきちんと合っているのかを把握し続けなければ、経営は成り立たないと思っています。いつまでもどんぶり勘定ではいけないという思いがあり、企業を大きくしていくためには、金銭面を含めて現実的に物事を見ていく必要があると考えています。
――経営者として影響を受けた考え方はありますか。
稲盛和夫氏の『実学』という本は、自分にとってのビジネスバイブルです。経営をするうえで、利益をどう生み出すか、売り上げをどう増やすかをきちんと考えることの大切さを学んできました。会社を存続させ、成長させるためには、理想だけではなく現実に向き合うことが欠かせないと感じています。
――経営者として次世代に伝えたいことは何でしょうか。
経営者というのは、決して格好いいだけのものではないということです。会社を大きくするには、どこを伸ばし、どう売り上げを増やし、どう利益を出していくのかを真剣に考え続けなければなりません。そうした土台がしっかりしていないと、会社は前に進まないと思います。
社会と暮らしを見据えた、電気式床暖房の可能性
――御社が社会に対して果たしたい役割をどのように考えていますか。
当社は電気式床暖房を扱っている立場として、エネルギーのあり方にも関心を持っています。資源の少ない国だからこそ、海外に頼るだけでなく、自国の中で力をつけていくことが大切ではないかと感じています。その中で、電気というエネルギーの活用は一つの可能性だと思っています。
電気の価格が安定し、人々がより豊かな生活を送れる環境が整っていけば、暮らし全体にも良い影響が出てくるはずです。そうした生活の一部として、電気式床暖房の普及に貢献できればと考えています。
――今後、特に力を入れていきたいことは何ですか。
現時点では日々の業務が非常に多く、新しい取り組みを大きく進められている段階ではありません。ただ、その中でも強く感じているのは、商品PRにもっと力を入れなければいけないということです。商材の良さを知ってもらわなければ普及にはつながらないため、今後は発信の重要性をさらに意識していきたいと思っています。
3年後、5年後を見据えた組織づくりへの思い
――今後の会社の姿について、どのように描いていますか。
まずは雇用を増やしていきたいと考えています。特に営業面を強化したい思いがあります。会社が大きくなり、床暖房の普及が進まなければ、この商材の価値も十分に広がっていきません。そのためにも、組織として成長していくことが必要だと感じています。
――具体的な人数の目安はありますか。
大きな規模をいきなり目指しているわけではありません。まず5年で5人、さらに先を見据えて10人という形で、現実的な目標を持っています。もともと非常に大きな会社ではないからこそ、一歩ずつ着実に成長していくことが大切だと思っています。
――会社の成長について、現在どのような意識を持っていますか。
今は日常業務に手一杯な面もありますが、売り上げが伸びて人手が足りなくなったときにどうするのか、次のステップを意識しなければならない段階に入ってきていると感じています。目の前の業務に対応するだけでなく、その先の成長に備えた考え方へ切り替えていく必要があると思っています。
学び、伝え、前に進む。その姿勢を大切に
――最後に、読者へメッセージをお願いします。
これから人前に出ることや発信を考えている方には、単なるPRの場としてだけではなく、他の経営者がどのような考えを持っているのかを学ぶ機会として捉えてほしいと思います。経営者は孤独になりやすく、誰にも相談できないことも少なくありません。だからこそ、他の経営者の考えに触れられる場には大きな価値があるはずです。
また、株式会社ビークリエイトについて知ってくださる方には、当社は決して大きな会社ではありませんが、事業に向き合う思いの強さでは負けたくないとお伝えしたいです。小さな会社だからこそ、一つひとつに真剣に向き合い、床暖房という商材の価値を広めていくために、これからも努力を重ねてまいります。