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インタビュー

株式会社ハーモニー

代表取締役

髙橋翔太氏

予防歯科を“社会インフラ”へ――株式会社ハーモニーが描く、100年続く健康づくりのかたち

予防歯科を“社会インフラ”へ――株式会社ハーモニーが描く、100年続く健康づくりのかたち

株式会社ハーモニーは、予防歯科を基盤にした、歯科医院向けのビジネスコンサルティングを手がける企業です。髙橋翔太氏が掲げるテーマは、「予防歯科を100年続く健康づくりの社会インフラにする」こと。単なる医院経営の支援にとどまらず、歯科医院の持続的な発展と、日本人の健康寿命の延伸まで見据えた構想がそこにはあります。本記事では、事業の特徴や強み、番組出演を通じて得た気づき、そして今後の社会に対して果たしたい役割について伺いました。

予防歯科を軸に、歯科医院の成長を支える

――現在の事業内容について教えてください。

当社は「デンタルフィットネス®」というブランドで、予防歯科を基盤にした歯科医院向けのビジネスコンサルティングを行っています。歯科医院の経営を支援する中でも、とくに予防歯科を軸にした継続的な仕組みづくりに力を入れているのが特徴です。

――企業理念やテーマについてもお聞かせください。

明確に理念として作り込んでいるというより、今のテーマとして掲げているのが「予防歯科を100年続く健康づくりの社会インフラにする」という考え方です。自分がいなくなった後も続いていくようなものにしたい、という思いが込められています。

――御社の強みはどのような点にありますか。

圧倒的な再現性と、実績を基にした経営コンサルティングにあると考えています。関わったクライアントはほぼ100%成長・成功に導けているという実感がありますし、少なくとも関わる前より悪くなったというケースは基本的にありません。売上や利益、規模、患者数など複数の観点でデータを見ながら支援しており、歯科医院の中にストックビジネスをつくることで、永続的に繁栄する仕組みを経営改善プログラムとして1年間で提供できることが自社のバリューだと思っています。

他と比べる必要のない独自性と、自社の立ち位置の再確認

――ご自身の事業を、業界の中でどのように捉えていますか。

歯科業界のコンサルティングという括りで見ても、同じ業種・業態でやっている人は基本的にいない感覚があります。歯科業界の中に入って見ても、自分たちのサービスのライバルと呼べる存在はあまりいません。だから普段は、他社と比べて勝っているとか負けているとか、そういうことをあまり考えないんです。

――その中で、外部の場に出たことで見えてきたことはありましたか。

普段と違う場に出ると、自分のポジションが見えてきます。勝ち負けの議論ではなく、自分たちがどこに立っているのか、どういう存在なのかが少し見えた感覚がありました。自分で自分の強みを定義するのは難しいものです。そうした場に身を置くことで、むしろ周囲から自社の独自性を教えてもらうような感覚がありました。

一流の現場で感じた、表現の質と自己認識の変化

――収録当日、印象に残ったことは何でしょうか。

ゲストだった中田さんと同い年だと分かったことがまず印象的でした。同じ時間を生きてきたはずなのに、ここまで違う進化の仕方があるのかと、当たり前のことではあるのですが強く感じました。さらに、テレビやYouTubeで見ている印象と、実際の収録現場での立ち居振る舞いが全然違いました。ものすごく工夫され、緻密に計算されていることが伝わってきて、演者として非常に勉強になりました。

また、撮影クルーや制作スタッフの方々も、テレビの世界を経験してきた方々なのだろうとすぐに分かりました。今はYouTubeも広く浸透していますが、クオリティの追求や演者としての完成度という意味では、長年積み重ねてきたテレビの世界の凄みを感じました。クオリティとはこうやって追求するものなのだと実感しました。

――出演を経て、ご自身の意識に変化はありましたか。

大きく変わったというより、自然体で臨めたという感覚があります。ただ一方で、自分は通用するんだ、自分の主張はきちんと届くんだ、という自己概念は少し高まったかもしれません。どれだけ本を読んで勉強しても、どれだけ社内でトレーニングをしても、最終的には他者からの反応によって自分の認識は形づくられると思っています。何の関係性もなかった人たちと一緒に収録し、一流のファシリテーターがいる場で発言し、それに対して反応が返ってくる。そういう経験は、自己概念を高めてくれるし、とても面白い体験でした。

予防歯科を当たり前にし、日本の健康寿命を支えたい

――日本をより良くするというテーマに照らしたとき、御社の使命は何だと考えていますか。

私が取り組んでいる予防歯科は、今まさに国も推進している領域だと捉えています。歯科では国民皆保険制度を使って予防的な医療を受けられる仕組みがありますが、それは国がそこにインセンティブをつけているという捉え方もできます。にもかかわらず、歯科業界がその意義を国民に十分伝えられていない。そこに課題があると感じています。

――なぜ予防歯科がそこまで重要なのでしょうか。

口の中の状態は、そのまま体に影響します。話す、呼吸する、食べる、噛むといったすべての入口に関わるのが口です。口の機能が落ちれば、噛むことができなくなり、栄養摂取にも影響します。髙橋氏は、人の健康を川の流れにたとえ、「口は最上流にある」と語ります。下流だけを整えるのではなく、上流から整えることが大事だという考えです。

――今後どのような社会を目指していきたいですか。

予防歯科に強みを持つ「健康な人が訪れる歯科医院」をもっと増やしていきたいです。経営的にも安定しますし、社会的な価値も大きい。そうしていくことで、日本人の健康寿命は伸びるはずだと考えています。高齢化や2040年問題が語られる中でも、頭脳労働を担う人たちは、健康であれば長く働ける可能性があります。その土台を支える意味でも、歯科医院に定期的に通い、自分の健康状態を確認することを、筋トレや食事管理と同じくらい当たり前の行動にしていきたい。コンビニに行くような感覚で歯科医院に通う、そんな当たり前の文化をつくりたいと思っています。

物量を増やして、体験に価値を変えていく

――これから経営者を目指す人や次世代のリーダーに伝えたいことはありますか。

自分は、天才的な発想や発明レベルのビジネスを思いつけるタイプではありません。それでも何とかやってこられたのは、「物量」です。圧倒的な量で試行錯誤をひたすら繰り返すこと、そしてやめないこと。さらに、自分が欲しいものや実現したいことがあるなら、それを手に入れるまでやり続けること。この二つを守れば、どんな人でも成功できると思っています。才能がないとか、何かに恵まれていないとか言っている暇があったら、とにかくやる。それに尽きます。100回やれば99回失敗するかもしれない。でも、それでいいんです。ひたすら続けることが大事です。

――最後に、この記事を読む方へのメッセージをお願いします。

お金は、使って初めて価値が生まれるものだと思っています。ただ持っているだけでは意味がありません。自分としては、体験のようなものに変えていくほうがいいのではないかと思っています。時間の流れだけは元に戻せません。だからこそ、ただ蓄えるだけではなく、自分にとって意味のある経験に変えていくことが大切なのではないでしょうか。

出演回:シーズン4 第1回(2026年4月3日)

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