テニスやスイミングをはじめとするスクール事業を通じ、地域に根ざしたスポーツ環境づくりに取り組むロングウッドスポーツ株式会社。本記事では、事業内容や企業理念、日々の現場で大切にしている考え方、そして「ここで働けてよかった」と思える会社づくりへの思いについて、代表の川本泰嗣氏に話を伺いました。
スポーツを通じて、地域に価値を届ける事業
――現在の事業内容について教えてください。
事業内容は、テニススクール、スイミングスクール、サッカースクール、テニスクラブ、スイミングクラブ、そしてカルチャー系の事業を少し行っています。スポーツを軸に、地域の方が継続して体を動かせる場を提供しているのが当社の事業です。
――企業理念についてもお聞かせください。
企業理念を二つ掲げています。一つ目が「障害スポーツの普及、知的財産の形成」、二つ目が「全従業員の物心両面の幸福の追求」です。前者は地域や社会に向けた考え方で、後者は社員に向けた理念だと捉えています。
スポーツ事業は、どうしても技術を教えることや上達させることに目が向きがちですが、それだけでは仕事としての意味が薄くなってしまうと感じています。そのため、日々のレッスンや現場での考え方として、企業理念を大切にしています
「褒めて伸ばす」という、ロングウッドらしい現場づくり
――御社の強みを挙げるとしたら、どんな点でしょうか。
一言で表すのは難しいですが、同業他社と比べたときに「褒めて伸ばす」という方針を、ここまで明確に掲げている点は強みだと思います。
スポーツの習い事は厳しい指導のイメージを持たれがちですが、当社では良い点を言葉にして伝えることを大切にしています。
――その方針は、現場にどのような影響を与えていますか。
スポーツの技術だけでなく、前向きな言葉を受け取った経験そのものが、その人の自信につながることも少なくありません。褒められたことを素直に嬉しいと感じられる空気をつくることが、結果的にスクール全体の雰囲気を柔らかくし、通い続けたいと思ってもらえる理由の一つになっていると感じています。
仕事の意義を一段引き上げるという考え方
――スポーツスクールとして、大切にしている価値観は何でしょうか。
技術の上達は目に見えて分かりやすい成果ですが、それ以上に、その人の生活や気持ちにどんな変化をもたらせるのかを考えることが、スポーツスクールとしての役割だと考えています。レッスンを通じて前向きな時間を提供できているかどうかを、常に意識しています。
――それは、どのような形で現場に伝えていますか。
スポーツを続けることで健康につながり、人とのつながりが生まれる。そうした付加価値を意識することで、仕事の意義はより高まります。
自分たちが地域に対して何を提供できているのかを考えることで、仕事の意味を意識するようにしています。
スポーツスクールの仕事は、短期間で結果が分かるものばかりではありませんが、通い続ける中で変化していく様子を見ることは多くあります。そうした点を、日々のレッスンや現場の中で意識しています。
社員との関係と、現場に流れる空気
――社員や幹部との関わりで意識していることはありますか。
社内では、社長だけが話すのではなく、幹部も自分の考えを言葉にすることを大切にしています。発信する立場は、特定の人に限るものではないと思っています。
――その姿勢は、現場にどんな変化をもたらしていますか。
現場では、言葉の選び方一つで相手の受け取り方が変わる場面も多くあります。だからこそ、言葉で伝えることを大切にする姿勢を、日々のやり取りの中で意識しています。
「ここで働けてよかった」と思える会社へ
――今後、会社として大切にしていきたいことを教えてください。
社長就任時に社員に伝えたのは、定年を迎えたときに「ロングウッドで働けてよかった」と思ってもらえる会社にしたい、ということです。
――その思いに込めた意味とは。
自分たちの仕事が誰かの役に立ち、地域に価値を生んでいると実感できること。その積み重ねが、働く人の幸福につながると思っています。
働く中で大変なことがあったとしても、「ここで過ごした時間に意味があった」と振り返ってもらえることが理想です。スポーツを通じて人と関わり、地域と関係を築いてきた経験が、人生のどこかで役に立ったと思ってもらえる会社でありたいと考えています。
これからも。スポーツを通じて人と地域をつなぐ存在として、現場を大切にし続けていきたいです。