1870年の創業以来、長い歴史を持つフローリングメーカーとして事業を続けてきた株式会社イクタ。住宅において床材は住空間の印象や快適性に大きく関わる重要な要素です。株式会社イクタは多品種の製品開発を強みに、独自性のあるフローリングづくりを続けています。今回は代表取締役社長の宮田浩史氏に、事業の特徴や企業理念、経営者としての考え方、ForJAPAN出演の経緯、そして今後の展望について伺いました。
156年続くフローリングメーカーとしての理念と強み
――現在の事業内容や企業理念について教えてください。
株式会社イクタは1870年創業で、今年で156年目になります。主にフローリングの製造販売を行っている会社です。企業理念として掲げているのは、「人と自然に敬意をもって、木と触れ合う感動を次世代に継承する」です。
――御社の強みはどのような点にありますか。
株式会社イクタは小ロット多品種の製品を扱っているため、特徴のある商品をつくりやすいことが強みです。一般的な製品だけでなく、差別化された商品を開発できる点に特徴があります。
「お互い様」という信念で、人とつながる
――経営を通じて大切にしている信念はありますか。
人のためにいかに親身になれるかというところですね。紹介や相談など、いろいろな場面で、人のために時間を使って親身に動いておけば、いつかそれが返ってくるんじゃないかと。いわゆる性善説でやっているだけなのですが、「お互い様」という感覚は大事にしたいと思っています。
――社員や、これから会社に入ってくる人たちに伝えたいことはありますか。
フローリングというのは、家を建てるという人生最大の買い物の中で、面積として非常に大きな部分を占めます。そのフローリング屋として誇りを持って、その人の夢の一番大きな買い物にどれだけ寄り添えるかが重要だと思います。だからこそ、自信を持って面白いものを作っていこうという気持ちを大切にしてほしいと思っています。
For JAPAN出演で感じた学びと反響
――番組への出演のきっかけを教えてください。
会社のSNSやインターネットでの発信が弱く、ホームページやInstagramに来てもらえるきっかけがないかと考えていました。そこに、石川専務取締役から「経営者の顔が見せられる」という話があり、私自身のキャラクターや考えていることを直接的に発信できるというのが魅力だと感じました。また、映像コンテンツとして残り続けて使い続けられるという点も良いなと思いました。
――出演後の反響はいかがでしたか。
工場のメンバーが番組を見てくれていたのが印象的でした。身近な社員が見てくれていたことは嬉しかったです。また、経営者仲間から「番組に出ていたよね」と声をかけられることもあり、思っていた以上に反響を感じました。
――出演を通じて、ご自身に変化はありましたか。
古館さんを見ていると、本当に何事にも詳しくて、奥が深いなと感じました。フローリングのことだけ知っていてもだめなんだろうなということを実感しました。もっと色々なことに詳しくなっていかないといけないという気持ちになりました。
協業と海外展開への挑戦
――現在取り組んでいることや今後の展望を教えてください。
今年の4月に新しい商品が出たので、まずはその製品をしっかり販売していきたいと考えています。製造業として、目の前の製品をきちんと届けていくことが基本だと思っています。
また大きな夢として、中東のドバイへ製品を販売することも考えています。すぐに実現するものではありませんが、その可能性を探りながら挑戦を続けています。
最近は協業できる企業が増えてきたことも大きな変化です。フローリング単体で販売するだけでなく、さまざまな企業と連携することで新しい価値を生み出せる可能性があります。住まいに関わる企業と協力しながら、住空間の生活提案につなげていければと考えています。
フローリングを通じて安心で健康な暮らしを
――会社として社会にどのような価値を提供したいと考えていますか。
株式会社イクタができることは、フローリングを通じて健康で安心・安全な住環境をつくることです。床は日々の生活の中で常に触れる場所なので、安心して使える製品を提供し、人々の健康な生活に貢献していきたいと思っています。
――これから出演を検討している経営者へのメッセージをお願いします。
番組に出演することで、自分自身が磨かれると感じました。会社としての信用度も高まると思います。素晴らしい番組だと感じています。