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【第3弾】ヘッドコンシェルジュ株式会社の代表取締役社長 滝村 晃平が伝えたい経験「個の特徴を活かした組織作りを」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、ヘッドコンシェルジュ株式会社の滝村 晃平代表取締役社長にインタビューしました。

「個の特徴を活かした組織作りを」

個の特徴に合わせて人事制度を作る

ヘッドコンシェルジュの組織作りにおいて大切にしているのは、1人1人の特性や感性を最大限引き出すことです。そもそも弊社には、店長や副店長がいません。新人・ベテランに偏りなく、意見やアイデアを出しやすい環境にしたくて、あえてリーダーを置いていないんです。しかし、完全にフラットというわけではなく、それぞれにランクを付けています。個人評価が高まるに連れてランクが上がり、裁量の範囲も大きくしていますね。その上で、組織図はサッカーのフォーメーションのようなイメージで作っています。フィールドの上に社員の顔写真を置いて、自主的な判断で柔軟に動いてもらっているんです。例えば、裁量が大きいメンバーには、A店とB店の真ん中に顔を置いて兼任するポジションがいたり、店舗に所属しない店舗フリーがいたりします。それを全員に共有して、理解し合いながら運営しているんです。

人事制度や評価制度、組織図は、会社のトップが実現したいシステムに社員を当てはめようとしてもうまくいきません。これは、サッカーなどのプロチームと同じですね。監督がしたいことを、選手に押し付けるチームは強くありません。こういう選手がいるから、こういう戦術を取ろうという柔軟性が大切です。僕は、1店舗だけだとパワーがあり余っているメンバーを見たときに、2店舗兼任を思いつきました。のびのび自由に働かせたほうが力を発揮するメンバーがいたから、店舗フリーという発想に至ったんです。人の特徴に合わせてポジションを作ったりフォーメーションを変えたりしているうちに、強いサッカーチームを作るイメージと重なってきましたね。

社員の個性を知るために面接とキャッチフレーズ作りは自分がする

組織図を柔軟なフォーメーションにするには、個々の特徴や得意技、モチベーションをどこに感じるかを正確に把握しなければなりません。場所を移動するのが好きなメンバーもいれば、同じところで技術を極めたいメンバーもいます。それを見誤ると、そのメンバーは能力を発揮しづらいので、面接から徹底して1人1人を見るようにしています。だからこそ、これまで面接は僕がしてきましたし、これからも、このスタイルは変えないつもりです。もちろん、社員としてデビューした後も、ランクが高いメンバーばかりと話すのではなく全員とフラットに話す努力をしてますね。

そして、向き不向きを可視化するために、タイプ分析を活用しています。これは僕が独自に作ったものなのですが、縦軸は上にいくほどフロントタイプ、下にいくほどバックタイプを表します。横軸は右にいくほどスペシャリストタイプで、左にいくほどゼネラリストタイプになります。前面に出ていくことが好きで、SNSやメディアでも喋れるフロントタイプと、裏方のポジションが好きなバックタイプ。チームプレーが得意なゼネラリスト系と、黙々と技術を極めることが得意なスペシャリスト系。この2軸で、人を分類しているんです。この分布を見ながら、バランスよく配置できるフォーメーションを考えていますね。

さらに、おおよそ入社1ヵ月経った社員1人1人に、僕自身がキャッチフレーズを付けています。施術の特徴や性格、趣味、出身地などをワンフレーズにしているんです。これを創業から続けている理由は、社員全員の特徴を見誤らないことが僕の最大の仕事だと認識しているからです。

プロアスリート並みにコンディション管理を徹底

弊社のヘッドスパは、独自の手技(しゅぎ)で提供しています。動画で見るとゆったりしたリラクゼーションに感じるかもしれませんが、頭の凝りほぐしやツボ押しは全身の力を指に込める必要があります。そのため、コンシェルジュの体への負担も大きく、あまりにも連勤が続くとどこかを痛める可能性があるんです。 だから、福利厚生の一環として、鍼灸師の専属トレーナーと一緒にコンシェルジュの健康状態を管理するコンディション管理チームを作っています。それが、HRチームです。休みが必要なコンシェルジュを休ませたり、店舗の人員調整をしたりしていますね。組織を挙げて、プロアスリート並みに社員のコンディション管理を徹底していると思います。

1人でも多く素晴らしいコンシェルジュを輩出したい

僕は美容の業界ではなかったこともあり、組織を型にはめる気はありません。だから、美容以外も含めて、結果が出ている業界を参考にしたいと思っています。今後はヘッドコンシェルジュのブランドの高まりとともに、社会的に影響力のあるコンシェルジュが出てきたらおもしろいなと考えています。あくまでヘッドスパというリラクゼーションサービスの提供がメインですが、メディアやSNSでもっと個の活躍を増やしていければいいですね。 ただ、あえて店舗数の目標は定めていません。人が主体の会社なので、いい人が集まりしっかりと採用育成ができれば、勝手に店舗数が増えてエリアが広がっていくと考えているからです。これからも、1人でも多くのすばらしいコンシェルジュを輩出することに尽力していければと思います。

会社概要

法人名:ヘッドコンシェルジュ株式会社
代表者名:滝村 晃平
企業ホームページ:https://headconcierge.jp/
所在地:東京都中央区銀座6丁目4-9 SANWA GINZAビル 4F
事業内容:ヘッドスパ専門店

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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