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【第2弾】株式会社hapi-robo stの代表取締役社長 富田 直美が伝えたい思い「経済のあり方と環境保護の観点から人を幸せに導く“E-trinity”という概念」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社hapi-robo stの富田 直美 代表取締役社長にインタビューしました。

「経済のあり方と環境保護の観点から人を幸せに導く“E-trinity”という概念」

「人の幸せ」「環境に優しい生産」「生態系の保護」の3つを並立させる“E-trinity”

株式会社hapi-robo stの富田が提唱する「E-trinity」とは、「人が地球規模で果たす役割」を考える構想です。「Egology(エゴロジー/自己)」、「Economy(エコノミー/環境経済)」、そして「Ecology(エコロジー/自然摂理)」の3つのEが、「triniry(トリニティ/三位一体)」となって発展することを意味します。

エゴロジーは僕がつくった造語で、「人間が自分たちの幸せを追求する」ことを意味します。「美味しいものを食べたい」「きれいな家に住みたい」といった欲求を満たそうとすることは「わがまま」と言い換えてもいいでしょう。しかし、人は自分の欲求を満たすだけでは幸せになれません。たとえきれいな家に住んでいても、周囲の環境が悪ければ幸せとはほど遠いですよね。つまり、人間が幸せになるためには周囲の環境も大切で、だからこそ地球環境は守られなければならないのです。

そう考えると「人が地球規模で果たす役割」とは、「人や動物、植物などあらゆる自然を管理すること」であると言えます。そこで、必要となってくるのがエコノミー、「環境経済」です。「環境経済」は、これまでのように生産性を上げて社会の中で利益を追求する「生産経済」とは根本的に考え方が違います。環境経済は単に利益を上げるだけでなく、生産性を上げるための会社の行動が環境に優しいかどうかを問う経済のあり方です。つまり、E-trinityにおけるエコノミーとは、「地球と社会の存続に貢献するエコロジーのシステム」であると言えるでしょう。

では、ここで言うエコロジーとは、どういったものでしょうか。従来のエコロジーでは、「環境に優しい自然エネルギーを使うこと」「環境に優しいことをすること」であるという考え方が一般的でした。しかし、これらはすべて人間が、自分たちが住む環境を良くするための行動であって、人間中心の考えであるとも言えます。一方、E-trinityにおけるエコロジーとは「自然摂理」であって、「あらゆる動植物を含めた生態系を守ることが地球にとって良いことであり、地球全体の継続性に資する事である」との考え方です。

総じてE-trinityとは、「人間の幸せを考える」「環境に優しい生産をする」「自然の摂理=生態系を守る」という3つのことを同時に発展させるという概念であると言えます。

経済活動と環境保護の両立は、政府主導ではなく個人レベルで考えて行動すべき

では、環境経済において経済活動と環境保護は、どのように実現させればいいのでしょうか。社会状況を鑑みると、会社組織はこれまでの生産で加速させてきた環境の悪化に急ブレーキをかけることが必要とされています。しかし、環境を悪化させる生産によって利益を上げてきた会社に対して環境に優しい生産へのシフトチェンジを求めたとしても、経営の悪化を理由に踏み切れないのが現実でしょう。

しかし、ここで考えてみてください。もし仮に環境を悪化させる生産を行っている会社が倒産したとして、失業によって困窮するのは日本の人口の何%でしょうか。おそらく数%ではないでしょうか。その数%の雇用を守るために、地球全体の環境を悪化させていいものかどうか。あるいは、経済的な利益と地球環境を秤にかけていいものかどうか。答えは自明ですよね。それならば、我々は経済的な利益によって働く会社を選ぶのではなく、環境保護を考えながら生産性を上げる会社で働くべきでしょう。

このようなことは政府主導ではなく、個人レベルで考えて行動すべきだと思います。もちろん一番良いのは、経営者や株主など会社のトップや影響力を持つ人が環境を考えるようになることです。

経済活動と環境保護を両立させた代表的な事業が、長崎のハウステンボスです。長い間荒れて放棄されていた大村湾の土地に2,000億円の民間の資金を投入して、「この環境が破壊された土壌を改善しながら、人を幸せにする場所を作ろう」という理想のもとにつくられたのがハウステンボスだからです。

最初の18年は赤字だったものの、株式会社エイチ・アイ・エスの澤田 秀雄氏によって再建されわずか6ヵ月で黒字に転換しました。ハウステンボスは、「エイチ・アイ・エスはラブ・ピース・トラベルで環境を変えよう」と僕に語った澤田氏の理念によって、E-trinityが実現した事例と言えるでしょう。

テクノロジーを利用しつつ能力を伸ばしてE-trinityの概念を実現

実は日本人には、E-trinityの概念が浸透しやすい土壌にあると考えられます。その理由は2つあって、ひとつは、日本人の傾向として、ポジショントークに影響されやすい国民性であることが挙げられます。ポジショントークとは立場や権力などを利用して発言することなのですが、日本人は政治家やタレントなど影響力を持つ人物が何かを発言すると、それに倣う傾向があります。若い人が憧れるような人物の発言であれば、尚更その傾向は顕著です。

また、もうひとつの理由として、日本には古来「自然の中に神が宿る」という信仰があったことが挙げられます。僕は、日本人はこの自然を大切にするという伝統の考え方に戻っていいと思うのです。けれども、現代に至るまでのテクノロジーの進化によって、そういった考えは失われて、環境を破壊しながらも便利な道具の数々が生み出されてきました。

これからは、すでに生み出された便利な道具については「今あるものを長持ちさせて大事に使う」「今ある道具を組み合わせて使う」「自分たちがセーブできる部分はセーブする」というスタンスを保ちつつ、さらに改善していく。そして、考え方としては、「自然を大切にする」という日本民族が育んできたすばらしい価値観に戻していくことになるでしょう。

その上で、新しいものや仕事をE-trinityの概念に基づいて、再定義する必要があります。「今よりもっと楽をしたい」という考え方では、人が持つ能力が衰えてしまいます。楽をするためにテクノロジーを利用するのではなく、能力をさらに活かす技術を提供しつつE-trinityの概念を実現させていく。そうすれば、環境を悪化させずに人が幸せになる道が拓けると思います。

会社概要

法人名:株式会社hapi-robo st
代表者名:富田 直美
企業ホームページ:https://hapi-robo.com
所在地:東京都世田谷区等々力 6-27-17
事業内容:ロボット及び先端技術の開発及び販売、投資、コンサルティング

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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