For JAPAN

ZEIN株式会社の代表取締役 志賀野 寛彦が伝えたい思い「モチベーションが働く意義を作る」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、ZEIN株式会社の志賀野 寛彦代表取締役にインタビューしました。

「モチベーションが働く意義を作る

必要なのは「継続的」なモチベーションの維持

仕事を「生きるためにやるものだ」と思ってしまうと、続けるのが苦しくなりますよね。ですから、個人が仕事をするために大事なのは、「一定のモチベーションを“継続的に”維持する」ことだと考えています。さらに、モチベーションが上がると、「仕事に積極的に取り組めるようになる」「仕事で成長できる」「周りを巻き込んで、仕事に臨めるようになる」といった、良い影響も出てきます。

そのために個人がすべきなのは、目標をしっかりと定めることです。達成感を得るためにも、目標は細かければ細かいほど効果的だと考えています。「会社にいることで、自分が成長できた先に思い描く姿(役割や役職など)」を目標として、持っておくといいと思います。

そして、このように1人1人が常に成長を意識してレベルアップすることが、会社の「売上」にも繋がります。個人が高いモチベーションで働いていると、周りの人たちにも伝播して、会社全体が成長に向けて加速できます。

多方面からのコミュニケーションで個人の思いに応える

会社として、「個人のモチベーションを維持向上させるためにできること」の1つは、個々の役職においてやるべきこと・期待していることを伝え、それに対する評価をすることです。私たちも、評価の機会を年2回設けています。さらに、それとは別に1、2ヶ月の短いスパンで動くプロジェクトの中でも、役割を伝えていますね。そして、プロジェクト後には、先輩社員が下のメンバーにフィードバックをする機会を作っています。

仕事上の上下関係だけでなく、多方面からのコミュニケーションも重要です。

私たちは、メンタルを含めたサポートをする目的で、人事担当が1on1も実施しています。やはり、何がモチベーションになるかは十人十色。それを聞き取る機会を作らなければなりません。そのために、1on1の他にも、社員からアンケートを取ったり、「働きがいのある会社」のランキングに参加したりもしています。

会社が「身近な目標」と「ちょっと先の大きな目標」を作ってあげる

モチベーション維持に必要な「目標」ですが、会社としては、個人が目標を作りやすい環境を作ることが大切です。一般的に、若い人ほど将来に対する期待が大きく、やりたいこと・なりたい姿を強く持っています。一方で、会社側は若い人には目の前のことに集中して、少しずつ力をつけてほしいと考えますよね。しかし、本人の気持ちを無視して目の前のことだけをさせてしまうと、モチベーションを下げてしまいかねません。ですから、会社としては「小さな身近な目標」と「ちょっと先の大きな目標」を見せてあげるのがポイントです。

私たちはコンサル会社なので、身近な目標としては「コンサルタントとして、役員クラスの人たちと接点を持つ機会が多い姿」をイメージしてもらっています。その先の大きな目標としては、コンサル以外の事業に携わる姿もイメージさせています。やはり、仕事人生のすべてをコンサルタントとして過ごすかどうかは、特に若手の社員はわかりません。だからこそ、「違う道」も見せることが、モチベーションになると考えたんです。

コンサル以外の事業には、フィットネス事業や飲食事業があります。この会社にいれば、そのような事業にも携わることができる、もしくはそのような新規事業を自分たちで作っていくこともできると伝えています。

一番大切なのは「見ているよ」と伝えること

本質的に、人はやりたいことをするときに一番力を発揮しますし、一番楽しいと感じますよね。世の中の人は、そこに対してもっとわがままに生きていいのではないでしょうか。仕事を「やらされている」状態が、良いはずはありませんから。しかし、現時点でも日本は「やりたいことを見つけよう」という教育にはなっていません。ベンチャー企業や学生起業家も増えてきてはいますが、変わった人と変わってない人の差が開くばかりなのが現状です。個人が働いている意義・価値は、自分たちで見出していかなければなりません。このように自分の意識を変えていくことが、会社を変えていくことに繋がり、果てには社会を変えることに繋がるのではないかと思います。

そして、会社としてできることで、最も大切なのは「それぞれのチャレンジや努力をちゃんと見ているよ」と伝えることかもしれません。例えば、「こんな資料を作ったんだね」とか、「あんなプレゼン、できるようになったんだね」とかでもいいんです。がんばりを見ていると伝えること。それも、直属の上司や先輩だけでなく、部署やチームを横断して見れる役割の人がそうすることが重要です。このような声掛けが増えていけば、活性化された会社ができるのではないかと思います。

会社概要

法人名:ZEIN株式会社
代表者名:志賀野 寛彦
企業ホームページ:https://zein.jp/
所在地:東京都港区芝5丁目3-2 +SHIFT MITA 2F
事業内容:経営戦略コンサルティング、ビジネスコンサルティング、ITコンサルティング、労働者派遣事業、有料職業紹介事業

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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