For JAPAN

株式会社Y’z Oneの代表取締役 片野田 洋介が伝えたい思い「現実的ではないと思っていた、自分のレーシングチーム。達成した今、より多くの人に発信していきたい」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社Y’z Oneの片野田 洋介代表取締役にインタビューしました。

「現実的ではないと思っていた、自分のレーシングチーム。達成した今、より多くの人に発信していきたい」

手軽さが重視される現代、車は「乗る」より「見る」ものに

僕らが若いときには、とにかく車が好きだったのです。もらったお給料で今月は何ができるか、来月何を買おうか、などと友だちと盛り上がることが日常でした。経済的な余裕がなくても、とにかく良い車に乗りたいというのが野望でしたね。 今の若者は、自動車に興味のある人が少なくなっています。情報を集めることに長けている分、カーシェアリングやレンタカーといった、より手軽な予算で必要なときだけ使うようになっていますよね。都市部では交通の便がどんどん良くなっているので、車を持つメリットよりも車の維持費がかかるなどのデメリットが増えています。今ももちろん車好きの人はいますが、モーターショーに行くなど「見る」ことが中心で、買って乗ってという楽しみ方を知らない人が多くなりました。

重厚な歴史を持つBMWとともに、もっと「車の楽しさ」を伝えたい

僕たちは古くから続くドイツの車・BMWを専門として、BMWが追及していくものを一般の人たちに知ってもらいたいという思いで活動を続けています。レース活動もその1つですし、弊社独自のパーツ開発・販売も行っています。BMWは、高いカスタマイズ性やチューニング性も魅力なんですよね。

BMWに限らず、レーシングカーの世界をもっと知ってもらえたら、楽しさがわかってもらえると確信しています。昨年はプロのレーシングドライバーの方を呼んで、体験型のイベントを行いました。参加者の皆さんには、プロから運転のアドバイスをもらうことで、日常の運転より一段深い世界を味わってもらいました。

スピードと勢いから、荒々しいイメージを持たれがちなレースでの運転ですが、実際はものすごく丁寧に運転してるんです。無駄がなく繊細。荒い運転では、あっという間に車がひっくり返ります。さらにタイムを競うとなると、プロの的確で正確なドライビングを、ずっと維持し続けてやっと競える数字になります。小さなミスが全部出てしまうのがサーキット場、レースなんです。

スピードや運転技術を経験しながら追及することで、乗る車の良さや、車という乗り物に対する理解も深まっていくと思います。僕らもまだまだ知名度が低いので、車の良さやモータースポーツをもっと知っていただく取組をしていきたいと考えています。SNSの発信もそうですし、リアルに車両やサーキット場を見に来ていただける機会をもっと設けていきたいですね。

レーシングチームとしての未来は、海の向こうを目指して

レーシングチーム「YZ RACING with BMW TEAM Studie」は2020年からスタートしました。スポンサードには昔から参加していて、いつかはレースもと考えていましたが、一方で現実的ではないという諦めもありました。2019年にお声がけいただいて、コロナ禍でのスタートではあったのですが、2021年にはスーパー耐久シリーズ6戦すべてに参加することができました。

今後はやはり日本だけでなく、海外レースにも参戦していきたいと考えています。BMWのファンは世界共通ですしね。僕たちはあくまでメーカーとは独立したプライベートチームなので、応援していただいているファンの皆さんや企業があっての活動です。もちろん、チームにはメカニックやエンジニアをはじめとして、多くの人に加わっていただいています。皆さんのご協力をいただきながら、しっかり前に進んでいきたいですね。

「簡単に目的を達成できる人」なんて、どこにもいない

学校を卒業してからは他の仕事も経験しましたが、自動車業界に入ってもう20年以上が経ちます。最初は車を触ることがすごく好きだったので、自動車修理工場に入りました。今では車の楽しさを伝えて、車を提供する仕事をしています。車を楽しむためのイベントを主催して、レーシングチームを立ち上げました。

「できないことや嫌なことは避けてもいい」という現在の風潮があります。今の若い人たちにとっては当たり前の捉え方であって、否定するつもりはありません。でも、目的を達成するときに「簡単に達成できた」人っていないと思うんです。僕がやってきたことにも、「簡単だったからできた」ことはありません。「やりきったからできた」のです。

結果を出すときには、達成に至るまでの過程とか日々の努力が表れる部分があります。避けたり諦めたりするのではなく、やり切る勢いを大事にしてほしいです。最後までやり切った結果、達成できないというかたちになっても、次のチャレンジでは達成できると思います。失敗するから成功するんです。

失敗することで、失敗した理由とか、自分のダメなところとか、努力をしないといけないところとかが明確になってきます。正直しんどいですし嫌ですけど、「成功してない」ということは何か自分に足りないもの、自分が気づいていないものがあるはずです。生活スタイルでもなんでも、変えてしまえばいいんです。追い込んでいくことで、次の景色が開けてきます。

会社概要

法人名:株式会社Y’z One
代表者名:片野田 洋介
企業ホームページ:https://yz-one.com/
所在地:兵庫県西宮市丸橋町8丁目100
事業内容:BMW専門店

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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