株式会社ワイ・ディ・シーの代表取締役社長 田中 剛が伝えたい思い「変化を恐れず挑戦し、日本の製造業との共創によりサステナブルな社会を実現する」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社ワイ・ディ・シーの田中 剛代表取締役社長にインタビューしました。

変化を恐れず挑戦し、日本の製造業との共創によりサステナブルな社会を実現する

弊社の存在意義は、日本の製造業とバリューチェーンに対する価値を最大化すること

弊社は、日本の製造業を中心としたバリューチェーン全体において、価値の最大化を目指してコンサルティングとシステム開発を行っています。パーパスにも示しているように日本の製造業との共創により、サステナブルな社会を実現し、日本の製造業とバリューチェーンに対する価値を最大化することが会社としての存在意義だと考えています。

ビジョンには「感動という付加価値を」を掲げています。感動とはお客様の想像を超えたとき、はじめていただけるもの。我々は、お客様の想像を超えるような価値を提供したいと考えています。

お客様との関わりの中で、信用されていると実感する場面が多くあります。しかし、感動は過去の積み重ねである信用だけではなく、未来への期待を込めた信頼の先にあるものと考えています。

だから、お客様に信頼されるパートナーにならなければならない。

それを実現するために、当社が大事にしている価値観が3つあります。一つ目は、プロとしてお客様に価値を提供する比類なきプロフェッショナリズムです。二つ目は、変革と挑戦です。

そして自分自身の中で一番大切にしているのは、三つ目の相互理解、相互尊重です。私は社長ですが、社長が偉いと思ったことはありません。社長という役割を果たしているだけであって、私にできないことをできる人に対して敬意を払って接していかなければいけないと考えています。

製造業の課題は、長年変化ができず若者からの関心を失っていること

製造業における課題は、変化に乏しい点だと考えています。内需による経済成長が長期間続いたため、変わらないことに慣れすぎてしまっていることが本質的にはあると思います。

変革は既存のやり方を大幅に変える必要があるため、抵抗感を持つ企業も少なくありません。私が働き始めた1997年時点では、日本の製造業の労働生産性は世界トップでした。しかし、現在は18位にまで下がっていると言われており、従業員数や事業所数も減少しています。

労働生産性を計算式で表すと、分母は改善、分子は改革と表せます。改善とは、具体的には原価削減や費用削減です。改革とは、例えば既存の製品にサービスを付加して付加価値を高めたり、事業を拡大させたりすることです。

改革への投資のほうが効果的と言われていますが、日本ではほとんどが改善に投資され、改革には全く投資できていません。一方、アメリカの製造業は改革側に大きく投資しています。

昨年の貿易収支を見ると、日本は20兆円の貿易赤字です。輸出額はリーマンショック前の水準まで回復していますが、日本は資源国ではないためエネルギーを輸入しなければならず、結果として貿易赤字になっています。

また、輸出の80%はディスクリート系の製造業によるものです。グローバル化が進む中で、製造業の成長が止まると貿易収支からもわかるように、日本のサステナブルはなくなってしまいます。

日本は外貨を稼がなければ成り立たないモデルであり、製造業は外貨を稼ぐ重要な位置づけにあります。その反面次世代を担う若者は、製造業に関心がないというのが実情です。つまり、将来的に働き手の確保が難しくなることが予測されており、若い世代に注目されていないことが中長期的に見ると大きな問題となる可能性があると考えています。

独自の良さを活かせば、まだまだ日本の製造業は世界で戦える

実は経済複雑性指標という指標において、日本は25年間世界1位を維持しています。経済複雑性指標は簡単に言うと、量ではなく国家のもつ多様性およびそれらの組み合わせによる輸出品の複雑性を表したものです。

これは日本が高度でユニークな製品を多く生み出せる力があることを意味しており、この力をさらに活かしていく必要があると考えています。

自動化やオートメーションなど、人手を頼らずにものづくりを行えるように、今までより分母の改善(効率化)に投資をしていく必要があると考えています。しかし、分母の競争だけでは勝てないため、分子の改革(付加価値向上)でも競争していかなければいけません。

私は、日本はまだまだ欧米に対抗できる余地があると考えています。欧米ではブルーカラーに権限を与えず、ホワイトカラーが分子に対してルールチェンジやビジネスモデルチェンジをすることで生産性を向上させています。

その点、日本は相互理解、相互尊重の文化に優れています。工場で頑張って成果を出している人をリスペクトしており、困難な変革や挑戦に取り組む人に対してもリスペクトしています。

弊社も大事にしている相互理解、相互尊重という価値観の下で、お互いがきちんと役割を果たすことが、日本の製造業がこれから勝つために絶対必要な要素だと思います。

製造業が元気を取り戻すためには、恐れず変革をしていく必要がある

弊社は、効率化と付加価値の向上という2点に重点をおいて取り組んでいます。その中でも、付加価値や効率化の領域を、きちんと切り分けて考えることを重視しており、ICTへの投資を通じて効率化と付加価値向上を実現できると考えています。そのために必要なサービスをどんどん出して、企業に対してプランニングを提供していくことに、継続的に取り組んでいく必要があるとも考えています。

私の夢は、偏差値だけに捉われず、社会で活躍できる子供たちを増やす学校を創り、校長先生になることです。そのためには、未来の子供たちが活躍する場所を作ることも必要です。若者が魅力を感じて働きたいと思える製造業の企業を、1社でも増やすことが私に課せられた使命だと考えています。

製造業界は変化のない時代が長く続いたために、変化に対する恐怖や諦めの気持ちが少なからずでてしまっていると思います。

資源の少ない日本が成長していくために外貨を稼ぐ意識を、もっと持ってもいいと思います。豊かな日本を築いてきた製造業を元気に、さらに飛躍するには大きく変革していく必要があります。私はそれを一緒に実現したいと強く思っています。

会社概要

法人名:株式会社ワイ・ディ・シー
代表者名:田中 剛
企業ホームページ:https://www.ydc.co.jp/
所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
事業内容:情報通信システムに関するコンサルティングおよび設計、開発

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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