For JAPAN

株式会社WADOウイングスの代表取締役 林 正孝が伝えたい思い「日本の歴史を知り、日本という国にもっと誇りや自信を持ってほしい」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社WADOウイングスの林 正孝代表取締役にインタビューしました。

日本の歴史を知り、日本という国にもっと誇りや自信を持ってほしい

客観的視点で日本を見ることで、日本のことがもっと好きになれるはず

「日本のことが好きですか」と聞くと、たいていの日本人は「わからない」と言います。しかし、日本以外の国ではどこで誰に聞いても「自分の国が好き」と言います。今は戦争が終わってから何十年も経って、一般的な情報は調べれば簡単に出てきます。しかし、情報をしっかり見ていない人が多いんです。

例えば、日露戦争を聞いたことはあっても、よくわからない日本人は多いと思います。日露戦争は世界史から見ると、歴史的勝利だと言われています。そのため、海外で日本史を学んでいる人が、日露戦争を知らないことはほとんどないでしょう。

なぜ日本人が日露戦争をあまり知らないかと言うと、現代日本の教育ではどのような戦争だったかわからないようにしてるからなんです。こうした歴史を紐解いていかないと、日本人の誇りがどういうものなのかもわからないと思います。

今ではSDGsが注目を集めていますが、日本国憲法13条の理念と非常に類似しています。今日本でやっていることのなかには、既にもともと日本で行われていたことがたくさんあります。また、イギリスがファミリービジネスの発祥地と言われていますが、1000年以上続いている企業は日本の方が多いです。200年以上続いている企業は、日本が世界の65%を占めています。海外の方が優れてる点は、学びを体系的にロジカルに伝える能力が高いことです。

一方で日本人は物言わずしてお互いのことがわかり合えるため、体系的にノウハウを伝えることをあまりやってきませんでした。しかし、いいところも悪いところも含めて日本がやってきたことが世界から客観的にどう思われているか知れば、日本を好きになって自信が持てると思います。

日本の歴史を知る必要性があると、大いに感じている

日本がすごいことをやってきたんだという教育を受けていないからこそ、海外からの声をよく聞いた方がいいと思います。日本は海外からこんなに好かれているのに、「なぜこんなに自信がないんだろう」「自分の国に誇りを持てないんだろう」と強く思うんです。今まで歩んできた歴史が事実である以上は、学んだ方がいいと思います。

日本人が書いているものは日本人びいきになる部分もあると思いますが、海外の人が書いているものもありますのでそちらを読むのもいいでしょう。最近の若い子達を見ていてすごくいいと思うのは、世の中のためにや人のためにということを考えられている点です。

自分のためではなく、人のためにという風潮は非常によく、後は大義にもとづくことが大事だと思います。大義がないと、すぐにやめてしまいかねません。だからこそ、もっと歴史や史実を知る必要があり、知ることによって本当に自分がやるべきことが行いやすくなると思います。

「自分のため」ではなく、「国のため」だからこそ頑張れる

遣隋使の時代から、日本人は海外に出ています。古くから日本人はいろんなことを学ぼうとして、海外に行っていました。いろんな国で、日本人は優秀だったと思います。なぜなら、日本人が特別頭がいいわけではなく、国のために海外に行っていたからです。

自分が1日サボってしまうと国の進歩が1日遅れるという考えだから、真面目に勉強できるんです。背負っているものが他の国とは違っていて、一番を目指すのは当たり前なんです。後、お酒に強い特徴もあると思います。アルコール分解指数で言うと、欧米人に比べて日本人はあまり高くありません。それでもお酒に強いのは、国のために飲んでいるからです。日本人はあまり酔わないと言われがちです。お客さんと飲んでいる時は平気なのに、お客さんと別れた後に結構酔っぱらっちゃうという経験をされたことがある方も多いと思います。

それと一緒で「国のために」との思いがあるから、その場ではしっかりしていられるんです。「自分のために」という人間は、弱いと思います。経営者がなぜ強いかと言うと、自分のためにやっていないからです。もちろん自分のためにという気持ちが全くないわけではないでしょうが、それ以上に社員を守る気持ちがあると思います。

海外に出ていろんな人とふれあうことで、見えてくるものがある

今まで55か国ほどと数多くの国に行ってきましたが、海外の方が言うのは「日本人はよくわからない」ということです。なぜなら、あまり物事を語らないからです。日本人同士であれば、互いに察することができます。しかし、海外の方はあまり察することができません。言わないことを察しようとする気持ちがないんです。気配りや気遣いという言葉はわかっており、できる人もいますが文化としてはないんです。だから日本の慣習や東洋哲学を海外の人は学んでいます。

シリコンバレーに行くと、ITやAIと同じように東洋哲学の本が置いてあります。ハリウッドの映画監督には、東洋哲学を深く学んでいる人もいます。しかし、日本人は素養があるはずなのに上手く使えていません。後、海外でははっきり口で言わないと信用してもらえないので、パフォーマンスが上手いんです。気配りや気遣い、察することができるという一面は普段はいいのですが、いざとなった時にきちんと人前で表現できる技術も必要です。そのため、海外から学ぶべきこともあると思います。

私が常に言っているのは、「国を出る侍になろう」ということです。何もわかっていなくても、出て行く勇気を持ってほしいです。日本は英語ができる国の一つに入っています。海外の方が日本に来て「日本語できるの」と聞くと、「少しできます」と言うんです。そこで「何て言葉を知ってるの」と聞くと、「おはようございます」とか「こんにちは」と言うんです。その程度であれば、日本人も誰でも英語で話せるはずです。だから、いろんな人とふれあってけばこの程度でいいのかって思えるようになるはずです。

会社概要

法人名:株式会社WADOウイングス
代表者名:林 正孝
企業ホームページ:https://wadowingx.co.jp/
所在地:東京都世田谷区岡本1-7-3
事業内容:経営コンサルティング事業、人財教育事業、金融サービス事業

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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