For JAPAN

セルフ・エー株式会社の代表取締役 大島 公一の生い立ちから現在に至るまで「努力の先に新たな自分が待っている」

Interview

“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、 セルフ・エー株式会社の大島 公一代表取締役にインタビューしました。​


「努力の先に新たな自分が待っている」

怖いもの知らずな子ども時代、夢はサッカー選手だった

両親が自営業で共働きだったので、幼少期は祖母に育てられました。3歳の頃から、弟のおむつを買いにおつかいに行ったり、100円を握りしめて1人で近所のラーメン屋に行ったりしていたと聞いています。今思うとよくそんなことしたと思いますが、怖いもの知らずな子どもでした。

中学1年生で父親を亡くしてからは、授業にも出ずに朝方まで遊び回り、悪さばかりする日々。そんななか部活動だけは毎日休まず参加し、サッカー部のキャプテンを務めていました。当時はJリーグが開幕した時期だったので、プロサッカー選手になりたいと思っていましたね。しかしスポーツに熱心な学校でなかったため、指導者や練習環境に恵まれず、サッカー選手を育成する「トレセン制度」があることすら知りませんでした。スポーツ専願で受験した高校は内申書が悪くて不合格。後々、他校の生徒からトレセンの話を聞いた時には、「せめて挑戦できる機会があったら、プロサッカー選手の道もあったかもしれない…」とやりきれない思いになりました。挑戦するチャンスがないということは、人生の選択肢が狭まるということだと考えています。私は、それがとても嫌なんです。現在の事業は「働きたい」と願う前向きな人に、活躍できる機会と場所を提供し笑顔で働ける会社を目指し、働く機会や場所を提供していますが、それには学生時代の苦い思い出が根底にあります。

「公一、努力している人に抜かれていくよ」努力の大切さを伝えた父の言葉

幼い頃から同級生より身長が高く、運動や勉強もできるほうだったので、「自分は万能だ」と思っていました。小学校時代は、強気になって同級生、上級生関係なく手を上げてしまったことも多々あります。そんな私を見て、父はよく「公一、努力している人に抜かれていくよ」と言っていました。当時はその意味が分かりませんでしたが、中学生になってみると、まず身長が抜かれていきました。それだけではなく勉強や運動も、努力を積み重ねた同級生に追い抜かれていきました。私自身、それまで「努力」をしたことがなく、自分を中心に世界が回っていると勘違いしていたんです。中学卒業後、一度はモデルを志して東京に行きましたが、そこでも努力しなかったため結果は残せませんでした。 地元に戻ってきて、お金を稼がなければいけない局面に立たされて、パチプロという特殊な職業を通してですが、ようやく努力の大切さを説いた父の言葉の意味が分かりました。そこからは必死で努力を続けられたと思います。同じ1年を過ごすなら、少しでも多くの成果を出そうと365日寝る間を惜しんで働きました。

数々の失敗を乗り越えられたのは「仲間」のおかげ

13歳の時から趣味の延長線上で洋服の売買などをしていましたが、一生働くつもりはありませんでした。
そこから働こうという気持ちに変わったのは、19歳の時に友愛結社「フリーメイソン」の存在を知人から聞いて「すごい!かっこいい!面白そう!」と思ったことがきっかけです。

最初から就労支援事業をしようと思っていたわけではなく、起業して10年ほど経った頃、たまたま障害を持った人が数名入社しましたが、健常者と何か違う点があったかと言われれば、障害の特徴だけで、他は特に変わっていると感じていませんでした。業務内容もネット通販や運送業、車・バイク屋さんなどさまざまでしたので、持病で外勤業務が難しいなら内勤の仕事をしてもらったりと、その人に合わせて働いてもらっていました。人それぞれ好き嫌いや得意不得意があり、その人に合った役割があります。適材適所で各々が活躍できる場を作りたいという思いが、今の就労支援にもつながりました。

現在のセルフ・エーに至るまでには本当にいろいろなことを経験してきました。詐欺に巻き込まれてしまったり、海外での買い付けで大損害を出して信頼を失ってしまったり、仲間が全員離れてしまったりしたこともあります。「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」という言葉がありますが、私は完全に後者でした。しかし常に前だけを見て進んできたので、苦労したとは思っていません。なにより、ダメになった時にも支えてくれる仲間がいました。お金がなくても、「仲間」がいたからここまでやってこられたと思っています。たくさんの遠回りをしましたが、その分多くの経験や知識を得られました。 

せっかく生きるなら面白いことにチャレンジを

これまでに数々の失敗を経験してきましたが、それでも前を向いて努力し続けていれば、いつか目標は達成できます。そして努力の先には今の自分を超えた新しい自分がいるはずです。

目的や目標を持てないという方、自分には何もできないと思っている方もいるかもしれません。しかし、せっかく生きるなら、少しでも面白い目的や目標があったほうが楽しめるのではないかと思っています。私はたまたま起業を選びましたが、たとえば「いかに仕事を早く終わらせてサボれるか」にチャレンジしながら仕事を楽しんでみるといった目標でもいいと思います。せっかくの人生を無駄にしないよう、ぜひいろいろなことに挑戦してみてください。
ちなみに私の夢は、死ぬまでに「大島財団」を作り、困っている人やその支援者たちを応援できるチームを後世に残すことです。日本の未来のために、若者たちが活気づく社会になるようこれからも挑戦し続けたいと思います。

会社概要

法人名:セルフ・エー株式会社
代表者名:大島 公一
企業ホームページ:https://www.self-a.net/
所在地:金沢オフィス 〒921-8027 石川県金沢市神田2-3-21
    東京オフィス 〒105-0004 東京都港区新橋6-20-1
事業内容:障がい者就労支援施設の開業および運営支援、障害者雇用サポート事業・障がい者就労支援施設に関するコンサルティング業務、訪問看護事業、障がい者グループホーム(共同生活援助)事業 、EC事業(スニーカー、アパレル、ガジェット関連、サプリ、障がい者特化型通販サイト)、スニーカー関連事業(買取、販売、レンタル、クリーニング)、飲食事業

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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