“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズの野口 功司代表取締役社長にインタビューしました。

「起業したい人必見。CBTS代表野口の『起業講座』。」

起業に必要なことは「志」を持ち続けること

今の日本は、経済発展が遅れており価値ある新しいビジネスを生み出すことがとても大切です。私はその為に多くの経営者を育てたいと思っています。その為にFor JAPANにも参加しました。

自信がある人には起業してほしい。でも、まだ自信を持てなかったら一旦就職するのもありだと思います。不安だったら僕と同じように勝つための方程式ができるまで、社会で勉強することも1つの選択肢です。でも、「志」は常に持ち続けてください。

就職でおすすめの職業は、IT系と営業職の2つです。これから先の未来を考えた時に、ITと関わりのないビジネスはありません。どの分野でも、ITとは切り離せない。経営者になった時も、「ITが分からない」では適切な判断ができません。経営者は感覚で判断してはいけません。必ず答えがわかっている知識をもって判断する必要があるのです。

一方で、世の中は人間社会です。人の悩みの90%以上は人間関係といいます。営業職ではさまざまな人間関係を経験し、人間社会を渡っていくコツを学べます。上司や部下との関係、お客様との関係もそうですし、それこそ家族や恋人との恋愛関係もそうです。コミュニケーション能力と言われる傾聴力や言語化能力・表現能力・そして人としての魅力を磨くのに営業職が最も適した環境になります。経営者には必須の能力です。

若者の起業に必要なものとは

大きく3つあります。1つ目がメンタルです。メンタルとは、健康や継続できるタフさ、情熱や志、哲学など全部含めてです。これがないと話になりません。「心技体」という言葉がありますが、1つ目の要素は「心と体」にあたります。しかし、これだけでは企業は成功しません。

2つ目がビジネスモデルです。「心技体」の「技」にあたります。起業で一番重要なものは、ビジネスモデルです。どんなにメンタル面が優れていても、ビジネスモデルがダメなために失敗する経営者はいます。例えば、値段の付け方もビジネスモデルの1つです。どんなに良いものでも、安売りしたら多く売れても儲かりません。逆に高すぎても売れません。価格戦略も含めて、商品価値を考える必要があります。絶対に勝てるビジネスモデルをしっかりと考える必要があるのです。

3つ目が人、仲間です。ビジョナリーカンパニーという有名なビジネス書の中に「誰をバスに乗せるのか」という有名なフレーズがあります。最初に事業を一緒に始める幹部の人選を間違えてはいけません。どんなに優秀な社長でもここを間違えると失敗します。人を見る目は極めて大切。友達だからといって安易に一緒に起業しないこと。友達2人で始めて、「利益や権限は半分ずつ」というやり方は失敗の多いパターンです。

経営者になるための学びの場はたくさんある

起業して経営者を目指すときに何をするか？まずは、自分をそうした環境に置くことですね。例えば、経営者の言葉を聞きたかったら、YouTubeの動画を見てください。成功者がいくらでもメッセージを発信しています。実業家でもいいし、有名なYouTuberでもいいです。X（旧ツイッター）でも、いろいろな会社の社長がつぶやいています。私のXも参考になるはずですよ（笑）。

学べるものはたくさんあります。経営者に会うためのコミュニティもあります。経営者の集まりや起業家を集めるイベントなど。経営者ではなくても、若手のやる気のある営業マンの交流会など、実にいろいろな機会があります。好きな社長がいる会社に、インターンシップしてもいいです。実際に飛び込んで、何かしら経験をしてみることですね。

また、その業界については、机上の知識ではなく実際にバイトでも何でも良いので働いてみる事をお薦めします。いきなり自分で始めて、業界の常識やライバル調査が出来ておらず、良いと思ったものが他社と比べて優位性の無い商品だったなんてオチにならない様、業界を深くリサーチする必要があります。その為に一度その業界で働いてみて、実際どういうカラクリで儲けているのか、何が困る事なのかサラリーを貰いながら勉強もさせてもらう。そういう風に賢く生きていく事もとても大事ですよ。

ビジネス成功の知識を習得せよ

「ランチェスター弱者の戦略」というキーワードがあります。貴方が独立する時、金持ちでもなければ基本的に弱者のはずです。弱者には弱者の取るべき戦略があります。ビジネスには、キーワードがたくさん溢れています。そうした言葉を自分で調べて学んでください。

利益は絶対に確保し、安売りはしないことです。安売りは大企業の戦略です。1万個売れるから、安売りしても利益が出るのです。ベンチャーというのは、1個1個魂を込めて作って1社に売ることの繰り返しです。安売りをしてしまったら、利益は出ません。

よく「良いものを作れば売れる」と勘違いしがちですが、市場に売られている物は全て製作者にとっては良い物。売れるかは分かりません。お客様に売れるものが良い物。お客様の声に応えた物を作り、会社はそのお金で成長していくのです。その様な多くの知識を学ぶ必要があります。

若者へのメッセージ

「若者よ、夢でなく志を持て。」と伝えておきます。「夢」とは自分が幸せになること。例えば、デイトレーダーになってたくさんお金を稼いで良い生活をしたいとか。結婚も夢の1つですよね。でも、それだけでは世の中は良くなりません。「志」とは、行っている行為が社会に貢献することです。自分が幸せになるだけでなく、世の中が良くなる。そうした想いがある人間の夢のことを「志」と僕は読んでいます。

今、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを大切にする人が多いですね。自分の幸せを求める人のことを否定はしませんが、全員がそれだけでは世の中は良くならない。「強き者は弱き者を守らなければならない」。自分だけでなく世の中の為に。そういった志を持った人も必要なんです。

起業して事業を作り、雇用先を作る。働ける人間が税金を納めて、政治が弱者を守る為のベーシックインカムなどの資金を作る。経済界が日本を経済的に豊かにしないといけない。その為には優秀な経営者たちが生まれてくる世の中を作らないといけない。そしてそれらを実現しようとするベンチャーの若い社長たちを「カッコいい」と思える文化を作らなければならない。そう考えています。私自身もそうしたカッコいい経営者の一人として頑張っていきたいです。

会社概要

法人名：株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズ
代表者名：野口 功司
企業ホームページ：https://cbt-s.com/
所在地：東京都千代田区神田練塀町3　AKSビル6階
事業内容：試験業界向けCBT全国会場運営委託サービス、リモート型試験サービス(AI)、試験分析・コンサルティング、Webメディア「日本の資格・検定」、就職マッチング「資格de就職」

For JAPANプロジェクトとは

For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』（BS11）や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。

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