“日本の未来を創る本質的な気づきを”をテーマに発信しているFor JAPANプロジェクト。
代表インタビューを通して、テレビやYouTubeでは紹介し切れないお話を深掘りしていきます。
今回は、株式会社ミッション・ミッケ人生デザイン研究所の高衣 紗彩代表取締役にインタビューしました。
「自分の「こう生きたい」を実現するためには?」
「こう生きたい」の実現までのハードル
幸せな人生を歩むためには、「こう生きたい」という方向性が定まっていることが必要です。過去にもインタビューでお話ししましたが、希望を持って進むにも、内外にさまざまなハードルがあります。自分の心の中で迷うこともあるでしょうし、自分の力が及ばないところでの出来事が身の振り方を左右することもあるでしょう。そんな時、何を指針にして方向性を決めたら良いのでしょうか。
今回は、私の経験談を中心にお話ししたいと思います。
かつての私が体験した「ミスマッチ人事」
私が就職して、最初に就いた職種は「秘書」でした。
当初、「しっかりしているから」という理由で、役員秘書に配属されたのですが、これが完全にミスマッチでした。
おそらくですが、私の、どんな行動にも、なぜそれをするのかという理由を明確に答えられるところなどがしっかりしているように見えたのでしょう。実際には、私の強みである「自ら考え、工夫して道を切り開いていく」「状況に合わせてインスピレーションを受け取り、斬新なアイデアを元に柔軟に対応する」という特性と、重役から言われたことを「工夫せず新アイデアも出さず過去の通例通り」こなすことが求められる秘書という仕事はかみ合わず、求められていた動きと異なるパフォーマンスをして、評価を下げられてしまいました。
学生の頃から、「何か意義のある仕事をする」と決めていた私は、価値を感じず強みも活かせない秘書の仕事を続けることに魅力を感じず、このままで終わりたくないと思い、違うキャリアを模索し始めました。リサーチをすると、女子が裁量権ある仕事に就くには(当時は)英語力が必須とわかったので、まずは英語を勉強し始めました。通訳の学校に通い会議通訳となり、金融経済専門の通訳になったことから、その分野をさらに深めたいとファイナンス&インベストメント専攻のMBAを取得し、銀行や資産運用会社で職を得ました。新しい環境では、私の才能を生かすことができたことから先輩をゴボウ抜きで出世し、最終的に責任ある仕事を任されました。
どんな状況でも、自分次第で、可能性は切り開ける
還暦間もない私が就職した当時は、大多数の女性は就職しても「お嫁さん候補」という扱いで、責任ある仕事を任されるのは医者や弁護士といった資格職を除くとまずないという時代でした。
通訳の勉強をしていても、親には「日本生まれの日本育ちで通訳になんてなれるわけがない」とか「そろそろ売れ残り扱いの歳なのに、結婚相手を探さないでどうする」とか、散々反対されました。これは決して親世代だけの価値観というわけではなく、友人知人などに聞いても父と同じ意見で、周囲に1人も応援してくれる人はいませんでした。
客観的に見ても、当時の自分が通訳になれる確率なんて、せいぜい数%だっただろうと思います。90%、95%以上の確率で、不可能の割合が圧倒的でした。通訳の学校での進級試験に3回落ちたときには、ダメなんじゃないかとあきらめそうになったこともあります。
ですが、たとえ数%であっても、続けさえしていれば、いつか突破口が見つかります。あのとき、私があきらめて通訳の勉強をやめ、親の勧めどおりに結婚していたら、自分が望まない人生、悶々とする人生が確定していたと思います。
なぜ、周囲の反対を押し切っても、数%の実現確率しかなくても、あきらめずに続けることができたのか。その理由は、たった一つ。今の人生の延長線上の人生を送るのは、絶対に嫌だったからです。一度しかない人生、生きたい人生をあきらめたくない。その思いを大切に、できることから行動した結果、結果的に「この仕事をやれてよかった」と思える仕事に就くことができ、毎日才能を発揮して120%満足できる人生を送っています。どんな状況でも、自分次第で、可能性は切り開けるのです。
ですが、最終的にそう思える仕事に就いたのは、35歳を過ぎてから。それまでには、随分と遠回りをしました。お金も時間もかけ、一つ一つ積み重ねてきました。遅い年齢で飛び込んだ世界で、すんなりとはいかない経験もしました。
だからこそ、誰でも、どんな状況にいても、才能を発揮して幸せに働く人生はどんな人生なのかを科学的方法で見極め、デザイン設計士、苦労せずに具現化していくー。そのノウハウを体系化して提供することに、高い希少性と価値を見い出しています。このメソッドを提供して、少しでも多くの人に自分が納得する人生にシフトしてもらう。それが私の残りの人生のミッションであり、このメソッドの提供を受けて羽ばたいていく人たちの姿を見ることが、今の私自身の幸せになっています。
若者たちへ、あなたが「こう生きたい」と思う人生に必ずできる。
あきらめないでほしいです。「心からやりたい仕事に就くこと」「自分の仕事に誇りを持つこと」「自分が納得する人生を生きること」を。皆さん、「自分の立場ではムリ」とか「今の環境ではこれが精一杯」と考えてしまうかもしれません。ですが、いつでも、どんな状況でも、今はその手に何一つ持っていなくても、自分の人生を生きたい人生にシフトすることは、誰にでも必ずできます。そのためには、しっかりと、自分はここを目指したい、という「人生の方向性」を明確に知っておくことが必要です。それさえわかっていれば、可能性が低くても、周囲に反対されても、あきらめない強さが生まれます。
では、目指す方向性を知るにはどうしたら良いのでしょうか。そのための第一歩が、自分は何に価値を感じるのか、何を大切にして生きていきたいのか、を明確に言語化することです。価値を感じることには、あなただけの才能が眠っています。自分が価値を感じることをしている時にのみ、あなたの才能が発揮され、幸せを感じます。
過去には、男女の格差がひどく、大企業への就職が絶対とされている時代がありましたが、今は、徐々にですが、やりたいことを仕事にできる社会になってきています。自分自身をよく見つめ、自分は何に価値を感じ幸せを感じるのか―独自の価値観―を見極め、その価値観を満たすように、人生の方向性を決めていってください。そして、自分のためにお金を使って、自分の才能を磨いていってください。そうすれば、あなたの価値観に沿った、やりたい仕事をやっていく人生に、必ずシフトしていくことができます。
会社概要
法人名:株式会社ミッション・ミッケ人生デザイン研究所
代表者名:高衣 紗彩
企業ホームページ:http://missionmikke.com/
所在地:東京都港区南青山5-3-5 ミル・ロッシュビル5階
事業内容:キャリアコンサルティング、資産形成コンサルティングサービス
For JAPANプロジェクトとは
For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、日本の未来を創る”本質的な気づき”を。をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。 参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え”日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN ‐日本の未来がココに‐』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。
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